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江藤塾

釣り人のための新時代へ!
マナー向上と共に未来を守ろう!

Roy
Youtube動画、Web制作担当

江藤 文人
塾長
釣り歴(遊びも合わせ) 40年
主にサクラマス・ヒラメ・イカ・マグロ・サケを追いかけ北海道中を駆け巡ります。

閉鎖された釣り場が語る、私たち釣り人の責任

北海道・オホーツク海北部。
そこにかつて、釣り人たちの笑顔と、地元の温かな理解が共存していた場所があった。
しかし今、その海辺には無言の看板が立つ――「立入禁止」「釣り禁止」「ゴミの不法投棄禁止」など。

閉鎖された釣り場に立つ新たな「立入禁止」
の看板  2025年6月時点

「自分の人生は、釣りと出会って180度変わった」と語るのは、長年この地域の釣り文化と向き合ってきた釣り人だ。彼は、少年時代に夢中になってボールを追いかけたように、魚を追い、自然と地域に感謝する心を育んできた。

初めは自分たちの釣り場「フーレップ」だけでゴミ拾いを始めた。
だが、目に映る他の釣り場でも、同じような問題が山積していることに気づき、やがて全道を巡る活動へと広がった。

地元の釣り場でゴミ拾いをするボランティアたち

あれから7年。
オホーツク海の釣り場はいくつか変わり始めた。
だが、残念ながらすべてが良い方向に進んでいるわけではない。

釣りを通して地域と繋がる意識を持たず、ただ「自分たちの楽園」を作ることだけを望んだ人々がいた。
彼らの行動の積み重ねが、今日の閉鎖へとつながっている。

釣り場の閉鎖は、一つの地域の問題ではない。
これは連鎖する。
誠実な釣り人までもが肩身の狭い思いをする未来が、すぐそこにある。

だからこそ、問い続けたい。

本当に、このままでいいのか?
子や孫の世代に誇れる釣り文化を、私たちは残せているのか?
地域に対して、申し訳ないという思いを持てているか?

釣りとは、自然と人の繋がりを楽しむものだ。
もしもその繋がりを断ってしまえば、私たちに残るのは「失われた場所」の記憶だけだ。

もう二度と、同じ景色を増やさないために。
今、私たち一人ひとりが、釣り人としての誇りと責任を問い直す時だ。

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