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江藤 文人
塾長
釣り歴(遊びも合わせ) 40年
主にサクラマス・ヒラメ・イカ・マグロ・サケを追いかけ北海道中を駆け巡ります。

オホーツク海・鮭釣り解禁を前に フーレップ川河口で清掃活動

釣り人と地域をつなぐ「小さな努力」が、大きな未来を守る

オホーツク海沿岸の秋を告げる風物詩――鮭釣りが、今年も9月1日から解禁される。だが近年、河口周辺ではゴミの放置や迷惑駐車、騒音といった問題が相次ぎ、地元住民や漁業者との摩擦、さらには立ち入り禁止のリスクも取り沙汰されてきた。

そうした中、宗谷管内・風烈布川河口で先週末8月24日、清掃と草刈り活動が行われた。

塾長は語る

「私たちはあくまでルールやマナーの向上を提案しているにすぎません。実際に守ってくださっているのは一般の釣り客の皆さんです。こうした積み重ねによって、進入禁止や立ち入り禁止といった措置を回避したいのです」

 江藤塾長はそう語り、続けてこう訴える。

「今年も厳しいシーズンになります。周辺の釣り場が相次いで閉鎖され、注目も集まります。
だからこそ、一人ひとりが地域への感謝を忘れずに行動することが大切だと思います」

当日はメンバーや釣り人らが協力し、河口周辺のごみを拾い、伸びた草を刈り取った。
作業の後には、清々しい川辺の風景が広がった。

釣り人にとって鮭釣りは秋の楽しみであると同時に、地域にとっては生活や観光を支える資源でもある。
その未来を守るのは、行政の規制ではなく、釣り人一人ひとりの意識と小さな行動だ。

 鮭釣り解禁を迎えるこの季節

フーレップの川辺で拾われた一つのゴミ袋に込められた思いは、「釣りを続けたい」という願いと「地域に迷惑をかけたくない」という責任感。
その積み重ねが、来年も再来年も、変わらぬ風景を残していくことにつながる。

 

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