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釣り人のための新時代へ!
マナー向上と共に未来を守ろう!
Roy
Youtube動画、Web制作担当
釣り人のための新時代へ!
マナー向上と共に未来を守ろう!
Roy
Youtube動画、Web制作担当
日本の北端を彩る北海道は、その広大な大地と豊かな自然環境で多くの釣り愛好者を魅了しますが、残念ながらその美しい景観は、一部の利用者による良識に欠ける行動により著しく損なわれつつあります。
斜里海浜サケ・マス釣りローカル・ルール(暫定版)
斜里町は、釣り場のゴミ回収が1000リットルを超え、釣り人たちによるサケの内蔵の放置が横行しており、そのために釣り禁止となっていました。
この課題に対処するため、2023年に斜里町は釣り場を守るためのローカルルール(暫定版)を導入し、広く周知しました。ルールは、釣り愛好者が自ずと守るべき最低限の行動規範であり、地元の環境や他の利用者への思いやりが反映されています。
公表されたローカルルールは思ったほど厳格でなく、内容は最低限のルールのみです。
フーレップのローカルルール
フーレップ川でも同様のローカルルールが設けられてますが、内容もまた最低限のマナーに留まっています。
地元と他の釣り人への思いやり、自然保護を重視した内容です。
釣り人一人ひとりの行動が問われる
このようにして明示されるルールが存在する背景には、それぞれの釣り人の意識が集約された結果としての無法化があるという事実があります。ルールに従うのは個々の良心に委ねられるべきであり、それが十分に機能していないということは、深刻な社会問題を表していると言えるでしょう。
利用者一人ひとりがマナーや常識を重んじ、美しい北海道の自然を次世代にも継承するためには、単なるルールではなく、心からの尊重と行動が求められるのです。
そのため、自治体や関係者は単にルールを設けるだけでなく、その重要性を理解し、実践するための協議や啓発活動にも力を入れています。釣り愛好者の一人ひとりが、何が北海道の自然にとって最善かを考え行動することが、釣り場閉鎖を防ぎ、豊かな自然環境を保持するための鍵となることでしょう。
美しい北海道の釣り場を愛し、そこでの時間を楽しむ全ての人が、この自然に対する敬意と責任感をもって行動すれば、ローカルルールが役立つ道筋は自ずと開かれるはずです。
フーレップのルールは基本的なマナーだと理解したけど、
「⑦日没から概ね日の出までの時間、密漁防止、不法投棄防止の観点からその時間の釣りはご遠慮ください。また皆さんのご協力が魚の遡上率を上げるとことにもなりすますので、ご理解の程宜しくお願いいたします」
はどういう意味で設けているの?
先ずは「密漁防止」について
密漁者は、大体夜中など真っ暗なときに川で網をかけたり、海で引っ掛け行為に及びます。
しかし、日没から午前4時までの間は釣りをしない事によって竿を振っていたりする事自体がルール違反であり、海での引っ掛け行為が出来ません。
夜から場所を選定し、多くの皆さんが浜で待っている状況で川に入る事も密漁者にとってかなりやりずらいので密漁防止に繋がるのです。
次に「不法投棄防止」について
ゴミを簡単に捨てる人は、昼夜を問わず投棄しますが、中でも釣れたメス鮭の卵だけとって身を捨てるのは夜中に集中します。
また、細かいゴミ(糸やタバコ、針)なども暗いうちに捨てる傾向にあります。
先程お話しさせて頂いたようにこれも多くの釣り客が浜で待っている状態ではなかなか不法投棄しにくい状況になる為、抑止力になっていると考えています。
次は、「遡上率を上げる」ことについて
鮭やマスは、大部分が夜遡上します。
もちろん、朝方や夕方も遡上しますが、暗いときが魚の警戒心が薄れて大部分が夜中に遡上することが多いと考えられてます。
そこで私達釣り人が夜や暗いときに釣りをすると魚の警戒心が強くなり遡上の妨げになります。
また、群れが岸に寄らなくなる為、遡上出来ずに海で死ぬ状況になっている事も確認されています。
日没から午前4時までの間釣りをしない事で魚に無駄なストレスを与えず、遡上させてあげる事が資源保護にも繋がります。
最後に
暗いうちに浜に立つ事により足元を掬われ、または躓いて転倒し、または海に落下する事により命を失う釣り人が少なくありません。
釣りは、ご自宅に帰るまでが釣りです。
この様に資源保護、違法行為撲滅、安全維持をテーマに設けたルールなのです。
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